みな土農場

野菜の栄養は、どの部分にあるの?

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今年はとにかく雪が多い飛騨地域でしたが、そんな雪もようやく少しずつ溶けてきて、鳥の鳴く声もどこか上ずって聞こえてきます。毎日5枚も重ね着してモッコモコになっていましたが、日を追うごとに1枚また1枚と減ってきて身も心も軽やかになってきました!

 

そして、春を待っていたのはボクや鳥たちだけでなく、どうやら12月の大雪の前に一気に収穫した大根やニンジンも同じようです。

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段ボールの中に入れて保存していたニンジン。土も水も無くても葉っぱが出てきた。 

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土の中の温度を保つため温室に敷いていた藁をもどけて、ぐいぐい伸びてくる大根の葉っぱ

P3207540 意外と知られていない、白くてかわいらしい大根の花

 

葉っぱを切って温室の土の中に保存していたのですが、気温が温かくなってきたのを感じたのか一斉に葉っぱが出てきていました。大根はかわいらしい花も咲かせ、着々と種を作る準備までしています。

 

恐るべき生命力に感心するばかりです。

 

でも、元々保存しておく際に葉っぱを切っておいたのは、雪で畑から収穫のできない冬の間、葉っぱに栄養を取られないように保存して出荷したいためなのです。つまり、ボクたちの作戦は見事に野菜の生命力に負けて失敗してしまっているわけなのです、、、が、これでいかに野菜を元気に育てることができたかということを判断できました。(もう、前向きに考える!)

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12月に収穫した際、凍らないように温室の土の中に埋めて保存していた。

 

 根に蓄えられた栄養が葉っぱにも使われている

大根やニンジンンの葉っぱが栄養豊富と言われているのは、このように根に蓄えられていた栄養が種子を残すため葉っぱにも使われているからなのです。菜の花が栄養豊富であるのも、花を咲かせるために栄養をつぼみに溜めている間に収穫しているからということですね。

P7264266花に栄養を吸い取られまくったひょろひょろニンジン

 

わたしたちは普段から多くの野菜を食べていますが、それは “ 野菜が種から発芽し、それぞれの戦略で生き抜き、次の種を残す ” までの間で、栄養が詰まっていて食べやすい部分を切り出したものなのです。根も、葉っぱも、元は同じ1つの野菜。

 

そんな視点を持ってみると、今まで見ていたようで見えてなかった本当の野菜の姿が見えてきそうですね♪