みな土農場

どうしてトマトは赤色を選んだの?

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真っ赤な色をしたトマトはとってもかわいいですね♪

 

現在は品種改良もあって黄色やオレンジ色のトマトもでてきていますが、元々の原種の多くは赤色。リコピンと呼ばれる成分が赤色の元になっています。最近このリコピンに抗酸化作用があるとして健康面からも注目されていますね。

 

どうしてトマトは赤色を選んだの?

トマトも生き物なので、後世に種子をつないでくことが一番の目的です。昆虫や動物や他の植物にあふれた厳しい競争社会のなかで生き延びていくのに、なぜ赤色の実を付けることを選んだのでしょうか。

 

トマトは歩くことも飛ぶこともできないので、生息範囲を自ら大きく広げることができません。全く移動せず同じ場所で育ち続けると、その場所に何か問題が起こった際に一気に全滅してしまう可能性もあります。トマトにとってはできた種の内、少しでも他の場所に移ることができれば生き残る確率をぐいっと上げることができるのです。

 

 

でも、自分では動くことができない。

きっとトマトは空を見上げながらこう悩んでいたことでしょう。

 

 

 

トマト「はぁ、ずっとこの場所にいたらまずいよー。みるみる周りの草減ってきてるし、栄養も無くなってきてるし。鳥はずるいよー、足ある上に羽もあるし。。なんてこった。」

 

 

 

トマト「いや、もう、あれだ! 誰か、わたしを食べて遠くまで運んでって!!」

 

 

 

悩みに悩んでふっきれたのかもしれません。。

とにもかくにも、まわりの生き物との関わりから生き延びていくこととなりました。

 

 

動物や昆虫は色を識別できる能力がそれぞれ違います。中でも木の実や昆虫をエサとする鳥は、緑色にあふれた自然の中からエサを見つけ出さなくてはならないため、色覚が特に発達しました。

羽を持ち遠くまで移動できる鳥に食べてもらうことができれば種子を遠くに運んでもらうことができますね。

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空高くからエサを見つけ出す鳥

 

 緑の中でもっとも映える色は赤色

中学校の美術でも出てきましたが、緑の反対色は赤色。つまり、緑にあふれた中で赤色は最も目立つ色となります。トマトが緑色から赤く色づくのは熟してきたときで、この時に種ができてきます。ちょうど鳥に見つけてもらいやすくなった時に、種ができる仕組みとなっているのです。

 

トマトが赤色なのは、生き残りをかけて鳥などの生き物に見つけてもらいやすくするためのアピールなのかもしれませんね。

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緑色に映える真っ赤なトマト
本当に、自然のしくみは驚くほどに良くできています。

 

野菜を育てていると、トマトのように色づいていく姿も間近で見ることができるのですが、こういった周りの生き物との関係性が様々なところで見え隠れしています。
畑に出ると、何か新しい発見があるのではないかといつもワクワクしています♪