猫をおとなしくお風呂へ入れる方法|猫に必要なお風呂の回数は?

猫は水が苦手なので、お風呂へ入れるのはとても大変ですよね。

いつも猫と格闘しながらお風呂に入れるという人も多いでしょう。

どうすれば、猫をうまくお風呂に入れられるのでしょうか。

猫をお風呂に入れるときには、『スピード』が命なんです。

そこで今回は、猫をおとなしくお風呂へ入れるために、お風呂の手順や入れる頻度について説明します。

猫をおとなしくお風呂へ入れる方法

猫をお風呂に入れようとしたら逃げられたり、ひっかかれたりした経験がある人も多いでしょう。

猫は水が苦手な生き物なので、お風呂はスピーディーに行わなければなりません。

お風呂へ入れて猫に暴れられる前に、しっかりと方法を確認しておきましょう。

準備するもの
・大きめの洗面器、またはペット用バス
・猫用のシャンプーとリンス
・バスタオル3枚
・ドライヤー

①お風呂の前にブラッシング
お風呂に入る前に丁寧にブラッシングしておきましょう。
とくに換毛期は、毛が大量に抜けます。
事前にブラッシングしておくことで、洗いやすくなりますよ。
また、ひっかかれることも考えて、爪を短く切っておきましょう。

②お風呂の温度はぬるま湯
手で触って温かいと感じるぐらいの30~36℃ぐらいで、お風呂を用意しておきます。

バスタブに猫を入れるときは、足からやさしく入れてあげましょう。

猫が慣れてきたら、手で首から背中、お尻の順でお湯を流していきます。

バスタブに慣れていない猫の場合は、お風呂場で圧の弱いシャワーだけを使ってあげましょう。

猫がお風呂を嫌がるのは、濡れることだけでなく音や匂いも原因です。

シャワーを猫の体につけながら流すと、シャワーの音が小さくなるので、猫が驚きにくくなります。

③シャンプーで洗う

必ず猫用のシャンプーを使ってください。

シャンプーは少しずつ手にとって、やさしく泡立てながら洗います。
とくにお尻や足、尻尾は念入りに洗ってあげましょう。

④すすぐ
洗い終えたらしっかりとすすぎます。

シャンプーの洗い残しは皮膚トラブルを誘発する恐れもあるので、丁寧に洗い流しましょう。

⑤乾かす
お風呂からあがったら、まずはタオルでできる限り乾かしましょう。顔から順に水気を取っていきます。

猫は毛が密集しているので、あらかじめタオルを3枚ほど用意しておくといいですね。マイクロファイバーなど吸水性が高いタオルがおすすめです。

猫が怖がらない場合は、ドライヤーで乾かします。

手やスリッカーで毛をかきわけながら、ドライヤーの温度に注意して乾かしていきます。

自分の手に温風をあて、猫の体が熱くなりすぎないようにドライヤーのヘッドを常に右に動かしながら行いましょう。

ドライヤーと猫の距離は10~20㎝ほど離します。ドライヤー音を怖がる猫なら、温かい部屋で自然乾燥させてあげてください。

⑥ブラッシング
毛が乾いたら毛並みに沿ってといてあげましょう。

猫のお風呂はブラッシングから始まり、ブラッシングに終わります。

乾いたばかりの毛は痛みやすいので、やさしく丁寧にブラシでといてあげてくださいね。

最後に耳の中を軽くぬぐえば、終了です。

猫がどうしてもお風呂に入らない場合の対処法

嫌がる猫を無理やりお風呂に入れると、強烈なストレスを引き起こすかもしれません。

そんな思いを愛する猫にさせるのは、さすがに気が引けますよね。

ここからは、猫がどうしてもお風呂に入らない場合にとるべき作戦を、お伝えします。

①お風呂場という環境に慣れさせる作戦
お風呂場の匂いや湿気も、猫がお風呂を嫌いになる理由になります。

そこで、『お風呂場の環境自体に慣れてもらおう』というのがこの作戦です。

作戦内容は、猫の食事やおやつの時間、トイレをお風呂場で行うというもの。
猫の生活に欠かせない、食事やトイレをお風呂場でさせることによって、お風呂場を猫の行動範囲に含ませることで慣れさせていくのです。

また、お風呂場で飼い主が遊んであげたり、ブラッシングをしてあげるのもおすすめです。

「お風呂場は楽しいところだ」と猫に認識してもらいやすくなります。

②ドライシャンプーを使う
・暴れる
・どうしてもお風呂を嫌がる

このような猫におすすめなのは『洗い流さないタイプのシャンプー』の使用作戦です。

泡タイプやパウダータイプ、ボディシートなどさまざまなタイプのドライシャンプーがあり、どのタイプも使い方はとても簡単。

濡れタオルで猫の体を拭いた後、ドライシャンプーをなじませてブラッシングするだけでOKです。

汚れやすい口周りや、お尻に定期的に使用すれば、気軽に愛する猫の体を清潔に保てます。

どの商品も比較的安く手に入りますが、何よりも『猫が舐めても害がない』ものを選んでください。

『猫にとって安全である』ものが原則なので、購入のときは成分表のチェックは必ずしておきましょう。

病気で体が不自由な猫や高齢猫のケアにも重宝するグッズなので、いざというときのために用意しておくと便利ですよ。

猫にお風呂・シャワーは必要?

猫は自分でグルーミングするため、頻繁にお風呂に入れる必要はありません。
ですが、体臭が強くなった、ベタベタしているならお風呂に入れてあげたいですよね。

猫のお風呂の頻度は、猫の種類ごとに違うんです。

①短毛種
短毛種といえば、アメリカンショートヘアやアビシニアン、ロシアンブルー、マンチカンやエキゾチックショートヘアなど。

このタイプは毛が絡まりづらく、グルーミングのみでもきれいな体を保つことができます。

ほかの種類の猫と違って、水に対する恐怖感が薄い猫も多いため、お風呂を入れるときは比較的楽に行うことができるでしょう。

お風呂に入れる回数は、半年に1度くらいが目安です。

②長毛種
長毛種といえば、メインクーンやノルウェージャン、ラガマフィンやミヌエットなど。

このタイプは脇やあごの下などに毛玉ができやすく、毛が長い分汚れやすいです。

そのため、日頃からブラッシングをきちんとしてあげましょう。お風呂は1~2カ月に1度くらいで十分です。

③カール系
カール系の猫といえば、セルカークレックスやラパーマなど。このタイプの毛は毛玉になりやすいため、ブラッシングはかかせません。

カール系の猫は皮脂の分泌量が多めのため、毛に皮脂がたまってタベタしやすい特徴があります。

そのため、ほかの種類の猫よりもできるだけ定期的にお風呂に入れてあげましょう。

お風呂に入れる余裕がない場合は、蒸しタオルなどで体を拭いてあげるだけでも、毛のベタベタさを拭きとることができます。

お風呂に入れる回数は、できれば1カ月に1度くらいは入れてあげたいところです。

④ヘアレスキャット
ヘアレスキャットと言えば、スフィンクスやバンビーノ、ドンスコイなど。
このタイプは、一見毛が無いように見えますが、体中産毛のような細かい毛でおおわれています。

産毛なら汚れもたまらなさそうですが、実は無毛種の猫は、カール系の猫と同じように定期的なお風呂が必要なんです。

毛がないことでしわの間に汚れがたまりやすく、ブラッシングしないため皮脂もたまっていきます。

清潔な体を保つために、お風呂がダメな場合は頻繁に蒸しタオルで全身を拭いてあげましょう。

まとめ

よほど洗われ慣れている猫以外、洗面所などの開放された空間でシャンプーをするのはやめましょう。

お湯をかけられてびっくりしてパニックになる、脱走する可能性があります。
できるだけ、密閉空間をつくれるお風呂場で洗うことをおすすめします。

猫は基本的には水が苦手です。

お風呂は手早く済ませて、終わったら「おりこうさんだったね」とたくさん褒めてあげましょう。

補足ですが、紹介IDや企画コードがあったとしても、入会者には特典がありません。紹介した人だけに特典があるので、気にする必要はありません。

出典元:イオンLOVEの企画コードについて